人として形を成していく段階で、骨や臓器などの肉体が形成され、
成長するに従って、人格というものが形成されていく。
自分とまったく同じ肉体、人格を持った人間は誰一人として存在しない。
オンリーワンの存在である。
手足を持って生まれて来る人、持たずに生まれて来る人
先天的な違いがあって、そこから食べ物、生活習慣、環境など
生きていれば、怪我もする。病気にもなる。
気づけば、腰が曲がっていたり、自分の思うようにからだが動かない
ことに不自由さを感じたりする。
私は人と接することが好きなので、人と接する仕事をしている。
人と接することで自分では気づけなかったことに気づける。
例えば、自分では当たり前のことが、他の人にとっては
当たり前でないことがある。
「私、腰が右側に傾いてるんです。右側にひねれるんですが、
左側にひねれないんです。」
という方の場合、
「足の裏を意識してみてください。
足先、かかと、右足の外側、内側、左足の外側、内側、
両足全体で地面を捉えるように意識して立ちます。」
この状態で、左側にひねると、グッと左側にいけます。
視界が後ろの方にいきます。
ただ足の裏を意識して立つだけで、体は変化します。
それを体感して意識できればどんどん変わっていきます。
私の場合は、死にかけた経験から、意識を自分に向けることを
当然のようにやってきました。
それでも人には意識できていないクセがあります。
からだのクセ、思考のクセ
それを自然と気づかせるのようにするのが私の仕事です。
私が直しているのではなく、自分で治せるという意識作り。
からだが意識できてきたら、次は呼吸
というふうに段階を追って、意識の扉を開いていきます。
呼吸は目に見えないものなので、からだよりも意識するのが
難しいと感じる人が多いようです。
呼吸が意識できないということは、自分の人生を自分で
コントロールできないということと同じなんです。
それくらい呼吸は重要です!
からだと呼吸はつながっています。
からだが意識できれば呼吸も意識できるのです。
からだ、呼吸が意識できれば、こころまで届きます。
さらに進んでいくと、ヨーガで目指すところの悟りに至る
ということです。
オンリーワンの自分の命は自分で主導権を握りましょう!