うつ病で苦しむ人へ

うつ病で苦しむ人へ

最近、うつ病の人が増えてきました。

季節との因果関係ははっきりしていませんが、春先になると、
特に症状が悪化する傾向が見られます。

 

それぞれに背景があって、うつ病の人にどう接していいのかも悩むところです。

 

今日のNIKKEY STYLEに米スタンフォード大学経営大学院教授J・D・シュラム氏
が自らの自殺未遂経験を語った記事が記載されていましたのでご紹介します。

これは私自身の経験からもいえることですが、抑うつ状態から解放

されるのに最も効果があるのは、とにかく専門家と話すことです。

自分の苦しい内面を明るみに出さない限り、うつ状態からなかなか抜け出せません。

そのためにも、医師、セラピスト、ソーシャルワーカー、カウンセラー

といった専門家と会話をすることが大切なのです。

 

 自分の気持ちに共感してくれる人と話したいと思い、オンラインで

うつ病の人や自殺願望のある人を探して、傷を舐めあってしまう。

これではうつ病は悪くなるばかりです。彼らは「その気持ちわかるよ」

「僕も同じだよ」と同調してくれるかもしれませんが、

そこから抜け出る助けにはならないのです。

 

私の場合は、心理療法、精神療法だけではなく、医師の指導のもと、

うつ病の薬も飲みました。薬を飲むのはとても嫌だったのですが、

医師が「今のあなたには絶対に必要です」と強く勧めたので、

従うことにしたのです。結果的に医師の指導に従ってよかったなと思います。

私の症状はどんどん改善していきましたから。次第に投薬量も減っていって、

1年後には、全く必要なくなりました。

 

 

ですから、今、うつ病で苦しんでおられる方々は、ぜひとも信頼できる

医師の指導に従っていただきたいと思います。自己流で薬を飲んだり、

勝手に薬をやめたりしたがためにうつ病が悪化し、自殺してしまった、

という人が後をたたない。これはあまりにも悲しいことです。

 

うつの背景には病だけでなく、仕事、人間関係、お金など

一人一人背負ってるものが違うので、治療方法も一つとは限りません。

しかし、共通して言えるのは、自己流・自己判断は危険だということです。

自分が信頼できる医師だったり、カウンセラー、セラピスト、友人、家族など

に話をする。

一人にならないようにすること。

パーキンソン病の症状の一つにもうつ症状がみられます。

うつ症状に苦しむ人は孤独感が強く、最悪自殺に至ってしまいます。

NIKKEY STYLEにあるように、

日本は先進7カ国の中で最も自殺率が高い国です。

警察庁の発表によると2016年の自殺者数は約2万1000人。

特に若者の自殺率の高さは社会問題となっています。
これは自殺する人だけの問題ではないですね。
日本社会の不健康さを物語っている数字です。

しかし、私は日本が大好きです。

日本人が大好きです。

それは海外に出るほどに実感します。
美しい国、高い精神性を持った民族です。
それが失われようとしているのは非常に悲しいことです。

今の危機的状況だからこそ、呼吸を合わせる必要があります。

自分だけの呼吸で生きるのではなく、周りの人、自然、宇宙の呼吸

と同化・調和していくのです。

最初はよくわからないかもしれませんが、自分の閉じた扉を開けば、

少しずつ入ってきます。

一緒に進むことです。

一人にならないこと。

依存ではなく繋がること。

愛で繋がりましょう。

今日はこの辺で!

少しでも苦しんでいる人が救われますように。

愛の集まる楽園アキュラム
ABHAYANVITA DEVI(無畏の女神)

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