”呼吸は人生そのもの”
では、人生を整える呼吸法/調気法☆プラーナーヤーマ☆
とはどのようなものなのでしょうか。
ヨーガの歴史は約5千年くらいだと考えられています。
その中で、ヨーガについて書かれた書物、古典がたくさんあります。
スヴァトマラーマ大師による”ハタ・プラーディーピカー”より、
ヨーガの呼吸法/調気法☆プラーナーヤーマ☆
のことを説明している一文をご紹介します。
ライオンやゾウやトラも徐々に飼い慣らして行くように、
気(ヴァーユ)も少しずつ制御していかねばならない。
さもないと気は行者を害するようになる。
ヨーガ療法でも、1人1人の心身状態を確認して、
体力・気力に応じて呼吸の速さ・強さ・回数は注意して変化させる必要があります。
プラーナーヤーマを適切に行ずれば、全ての病はなくなる。
しかし不適切に行ずると、あらゆる病が生じてくる。
とあるように、自律神経系・内分泌系・免疫系の
”ホメオスタシスの三角形”の調和が取れるようになることを、
古来のヨーガ行者は自分たちの体験を通して知り得ていたと推察されます。
それだけ私たち人間は、呼吸の仕方で変わっていくということになります。
”呼吸は人生そのもの”
と言い切った所以はこういった、ヨーガの経験の科学からきています。
もちろん現代科学的にも、ヨーガの経験の科学が実証されようとしています。
ヨーガが有効であるというEBMがないと
一般的に使われるようになりません。
ヨーガ療法はゆりかごから墓場までケアできると言われています。
呼吸をしている人なら誰でもできるのです。
歩けなくても、寝たままでもできるんです。
米国内科学会(ACP)の腰痛の診療ガイドラインでは
”非薬物療法を第一選択としており、
急性・亜急性には表面温熱、マッサージ、鍼治療、脊椎マニピュレーションを、
慢性には運動、集学的リハビリテーション、鍼治療、
マインドフルネスストレス低減法、太極拳、ヨガ、
運動制御エクササイズ、プログレッシブ・リラクゼーション、
筋電図バイオフィードバック、低出力レーザー療法、オペラント療法、
認知行動療法、脊椎マニピュレーションを推奨しています。
そしてこれらの治療効果が芳しくなかった時のみNSAIDsを第一選択としています。”
〜森ノ宮医療大学鍼灸情報センターより引用〜
また、自分はこんな症状があるんだけど、
ヨーガ療法、鍼灸でよくなるのでしょうか?
といった疑問がある場合は、遠慮なくお問合せ下さい。