西洋医学では、人間の構造を解剖・生理学で説明します。
東洋医学では、陰陽五行説で説明します。
では、ヨーガではどのように説明するのでしょうか?
人間五蔵説というもので説明されます。
人間を五つの鞘(さや)に包まれた存在だと考えるのです。

図のように、一番外側の鞘が食物鞘と呼ばれるもので、肉体にあたります。
その内側が、生気鞘で、呼吸やエネルギー、気などと呼ばれるものです。
肉体と心の架け橋になります。
さらにその内側が、意思鞘で、5つの知覚器官、5つの運動器官からなり、
情報を伝達する心理器官になります。
感情が生じる場所です。全てのストレスの生じる場所でもあります。
さらにその内側が、理智鞘で、意思鞘からの情報を判断する
心理器官になります。
知性の場所です。
最も内側に存在するのが、歓喜鞘で、理智鞘の判断に”自分が”
という意識をくっつけた心理的残存印象(記憶)として蓄え続ける場所です。
全ての記憶袋ということです。
トラウマや潜在意識も全てこの場所に蓄えられています。
本来、この場所には苦悩がなく、完全な調和状態(健康状態)である
と考えられています。
このヨーガの人間観は、WHO(世界保健機関)の健康の概念にも
近いものであります。
”身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であり、
たんに病気でないことではない。”
このように自分の健康状態を確認し、
完全な健康状態に導いていくのがヨーガ・セラピーということです。
スポーツクラブ等でやっているヨガと何が違うんですか?
「私は完全に健康である。」という方は
スポーツクラブ等でやっているヨガで問題ありません。
しかし、そうでない方の場合は、ヨーガ・セラピストの元で
ご自身に適切なヨーガを受けられることをお勧め致します。
完全に健康ではないけど、自分でどこが健康じゃないかわからない。
という方も、それがわかるようになるのがヨーガ・セラピーです。
体・呼吸・意識の働きを使って、
自分の人生(いのち)を創造できる方法がヨーガ・セラピーです。
迷いのない人生を送る為の知恵がヨーガにはあります。
あなたの人生にヨーガが役立つことを願っています。
宇宙の意識とつながり、自分の輝くいのちが発見されますように!
ありがとうございました。合掌